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デズモンド→アルタイル AC2のネタバレあり。微妙に腐です。 ルーシーに、なんでアルタイルじゃないだ、っていうデズモンドにすごくなんかもやっと感じたので。 あの夢(幻覚)はアルタイルに会いたくて、の(欲求)不満がたかったんじゃないかとか妄想。だからあんなにセクシーな夢だったんじゃないかなとか妄想。イーグルダイブみたいな高所より飛び降りる夢って、そういう方面の絶頂よりの急降下的ニュアンスもあるんじゃないかとか妄想
同期するうちにもう思いは傾いてしまっていたのだ 彼が傷つけば、俺は悲しい
シンクロバーが減り続け、彼の意識を手放しそうになるとき、周囲の画像が薄れていくとき
俺は常につらかった、悲しかった
自分の身をちぎられるような痛みを感じた
アブスターゴ社を離れ、しばらく俺は彼の中に入ることができなくなった
彼の眼を通して見ることができなくなった
それが寂しかった
しかし、ある夜、俺は久しぶりに彼をみることができた
初めて見るアッカの夜の街に彼は立っていた
薄い夜の闇の中、一人輝く白いローブ 一目でわかった 彼、だと
彼は走る どこかへ 俺は自分の意図と反して鷹の目を使われ それで見れば目の前に黄金の残像が見える
彼は、そいつを殺すのだろうか
俺は、彼に同期しながらその黄金を追う
久しぶりに彼と同期しながら
久しぶりの彼の中に入る感覚に、胸は高まっていた
月の明かりに反射して彼のローブの白がやけにまぶしく見える
彼の白はこんなにも美しかったのか
彼にあえたことがうれしかった が、ふと思う。
ここはアニムス内ではない、では幻想?幻覚? ああ、それとも俺の希望? 彼に会いたいと心のどこかで思っていた、その思いが見せた?
そういうことなのだろうか
黄金は彼の前を走り、彼はそれを追う そうして黄金と白のふたりはアッカで一番高い塔の上にやってきた
黄金の背後からそっと近寄る しかし彼は黄金を前にブレードを差し出さない
そして、彼は、黄金のローブを取った
黄金の隠された顔が見える 対象はマリアだった 彼のかつての暗殺相手の影武者だった女だ
なぜ女がここに、なぜ彼はここでこの女と?
彼はマリアの前でもやはり剣を抜かない、それどころかあろうことか
マリアは何かを言った それは敵に見せるような表情ではなかった
マリアは「女」の顔をしていた
よく聞こえなかったが、彼はそれに応えるかのように マリアを抱きしめて、キスをした
訳が分からない 俺は訳が分からない
こんな展開予想外だった
そんな俺を残して、二人はそのまま藁の中に倒れこむ
わらの中で体の一部だけを晒しあい二人は交わった
同期して女と交わることはあったが、彼では初めてだった
不思議な感覚だった
マッカの町に煌煌と月明かりだけが 二人を照らしている
まだ余韻を残したような顔を見せるマリアのもとを彼は去る。
イーグルダイブで塔の上より、飛んで―――
「・・・っ・・」
俺はそこでめがさめた
今のは夢 だ
アニムスの副作用の見せる幻想、幻覚 ああ、それとも俺の希望
俺は、もういちど彼に会いたかった それは、俺の希望だった
どうして彼じゃない、彼に同期させてくれない と詰め寄った夜のことだった
だからこそ、
この思いに間違いない と思っている
それがたとえ、欲望を含んでいたとしても
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