忍者ブログ

memo

その時好きなものや思ったことなどをゆるく語ってます(ゲームとアニメ、ドラマ、他) ※はじめに、をご一読ください

[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ドラゴンタトゥーの女 を見た


(http://clever-girls-lie.tumblr.com/post/23407027819/he-promised-me-wennerstroms-carcass-on-a-plate)

2011年公開のアメリカ映画、コロンビアの制作で、元は2009年のスウェーデンの作品「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を、リメイクしたもの。
監督は、私の大好きな作品でもある、ファイトクラブを監督したデヴィット・フィンチャー。

今回、DVD、BDになったということで、映画公開をみたいみたいと思いつつも見れなかったのでBDで買って届いたので、自分にしては珍しく速攻開封、速攻閲覧です。

とりあえず、映画館で見た知り合いが「ネタバレはしない、見てはいけない」ということを言っていたので、全然情報を仕入れずに、予告編も何も見ずに本編を見ました。
パッケージなどで見る限り、「エキセントリックな女の子と、中年男性が謎を追って、恋愛関係になる話?」という予想は半分くらい正解。肉体関係はありましたが、恋愛にはなりませんでしたね。
特に男性は、彼女の中までを知ることもなく、「有能な子」と見るだけにとどまってしまった。
でも彼女、リスベスは、彼を「友達」と口では言い、せも最後には「男として愛していた」ことに気付いてしまい、彼にはほかに女性がいることを知ってしまい、去っていくシーンはなかなかに切ないです。
アメリカ映画の割に、じんわりとした胸を掴まれるような苦しみを覚えるEDで(つまりすかっとしてない)、すごくこの余韻がたまりません。

ミステリーという分類の映画はその通りで、話の大半は、この二人が(合流するまでがかなり長いのですが、ここら辺はすごく冗長すぎます、中だるみもいいところ)とある行方不明の少女とその奥に隠された女性の連続殺人を追うことで進みます。
とりあえずこのリスベスがかなり、度胸もあり、「私はクレイジー」という割にすごく理知的に行動しており、終始格好よくこの映画のいい意味でヒーローでした。
特に、自分をレイプした保護観察の監理者を暴行して返すシーンなんかは非常に爽快でした。かっこいい
そして、ヒロインは、殺人犯に捕まって服を脱がされ拷問されてるミカエルでしょう。
「こんなのだめだよ」とかいいながらも、リスベスが全裸でベッドに来れば、セックスしちゃいます・・ベッドでも主導権はリスベスっぽいし、このミカエルは、かわいいな

そして、この片田舎での殺人についてのストーリーはよくあるミステリーって感じですが、個人的に魅力を感じたのがこの二人が出会って交流を持ち出してからの、リスベスの行動、表情、しぐさの変化です。あとは最後にミカエルの宿敵を追いつめるところ。
きつかった視線が柔らかくなったり、ミカエルを見る目がだんだん女性らしくなったり・・最後に「クリスマスはどうするの?」って聞くときの表情のかわいさったらないです
なのにミカエルは鈍感で(あの初めに大胆に家にまで行ったのはその後どうしちゃったのよっていう)、ベッドで向き合って「君に何があったの、なんでその年で保護観察?」と聞いても、「父を12歳の時焼き殺そうとしたから」と告白をきいて、身を引いてしまったのがなんともなんとも・・
押しが足りない・・! 
まあそのへたれっぽいところがいいのかもしれませんけど・・・・


最後まではっきりとはされませんでしたが、リスベスは父にレイプされてたのでしょう
だからレイプされた女性の殺人の犯人を捕まえたいと、ミカエルが言ったとき、目をすごく見開いてましたし、仕事を引き受けるとなっていた
あとは最後まで明らかにされなかったのが、リスベスのtatooの意味です、ただのアートとか、彼女のファッションなのかもしれませんが、映画のタイトルになってるのに・・っていう
彼女が自分を奮い立たせるための翼みたいなものなのでしょうか

人を選ぶ映画、で特にないです、そんなに個性が強い感じでもない。
ミステリーもそんなに特記して面白い展開でもない。
思い入れがなければそんなに好きっていう人もいなそうな映画ですが、
ただ、リスベスの生き様、彼女のビジュアル、を見るのはなかなかにいいものです。とりあえず彼女がスクリーンにいれば目を引きます。

いつのまにか手に入れたミカエルの写真を見て、クリスマス用に、黒ジャケットを購入し、「お父さんに?」と店員に言われ(まあ父と子ほどの年齢がある二人です、父にレイプされていた(予想)なのに、相手に選ぶ男が同じ年代というのもなかなかに面白い・・)
「違うの、友だち」
って言って、
「そう、いい関係ですね」
って言われた後に微笑むのが、あの笑顔がすごくチャーミングでした。
彼女は、本当は純愛路線なんですね。







拍手[1回]

PR

コメント

コメントを書く