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その時好きなものや思ったことなどをゆるく語ってます(ゲームとアニメ、ドラマ、他) ※はじめに、をご一読ください

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サイレントヒルHC 02(ネタバレ注意)
クリアしました、全部のEDをみました。
(※ネタバレ注意)





そうして全ての謎が解けました(まだ少し解釈してて不明なところもありますが・・)

そしてわかった結果、このドラマはなんと切ないのだろうと胸が締め付けら続けている。
EDはマルチEDで、途中でどのような行動をとるかでかなりかわります。どのEDもありだと思う。

グッドEDは一番は両親を許し、ウィーラーも助け、一歩前へ進むED
「どうだったのアレックス?何を見たの?」
と最後に再会できたエルに言われ
「見たかったものを見た・・」
と呟くアレックス、それを見てそっと抱きしめるエル。夜の町、もうクリーチャーもそこにはいない。静かなる暗闇だけがある。怖くはない。
どこか暖かささえ感じる終わり。

これとは真逆に両親を許さず、ウィーラーさえも助けずにいると、第三のレッドピラミッドシングになるというED。
あの▲頭の中にはトゲがついていて、罰するものである三角頭は自らをも初めに罰するものであったという、その強さの象徴が異常なほどに発達した強靭な肉体、なのだろうか。あの肉体は精神の強さに匹敵するのか・・
このEDは一番アグレッシブな感じで、好きですね・・実際ゲーム中はホテル内と父の処刑シーンにだけ三角頭はでてくるのですが、すごく印象的な存在でアレックスに「罰せよ」とつねに投げかけているような感じでもあったので・・好きです

そして父は助け母は助けないと見られるのが、病院でロボトミー施行のED
あの病院から逃げられなかった・・という感じでしょうか。どっちにしろ、母の待つ家に帰る、というのがこのゲームのひとつの趣旨にあったので、母を許さなければそれさえもままならないという感じでしょうか。ゲームの振り出しに戻された感覚がして、これはこれでひとつの恐怖でした

そして母を助け、父を助けないと見られるのが「儀式は続く」のED、個人的にはこれに一番ぞっとしましたが・・すごく好きです。
儀式の生贄にされるアレックス、彼を水中に沈め、父が「安心しろ、この家はジョシュアが跡を継ぐ」といってアレックスを窒息させ、殺します
この場所は周囲を見る限りどうも、屋根裏、ですね?
屋根裏で不思議だったのが、犬小屋なのですが・・結局犬を飼っていたという描写は最後までなく、その屋根裏にアレックスの奇妙な写真を見つけることができるのですが・・
うーん・・と
(これは写真を全部集めると見られる特別なムービーで)犬視点で家の中を歩いているみたいなムービーがあります、そんな視点がジョシュのところに来て「笑って」って言われて写真を撮られて、そのポラロイドからでてくる写真がそのアレックスの奇妙な写真なのです・・
謎なのが、なんでアレックスがそんな犬のような四つん這い(ですよね)の状態で家の中にいたのか・・もしかしてアレックスというのはジョシュの飼っている犬のことだったのか?
それとも犬のように扱われていたのか・・?(それだったら怖すぎるんだが・・

個人的には前者だったらそれは面白いな、とも思ってます。
アレックスはただの犬、でもジョシュと仲良くするうちに自分は人間で兄である、というような錯覚に陥ってしまう
アレックスはジョシュを連れて湖に散歩に行くがそこでジョシュは溺れさせられ、アレックスは保健所なりに追いやられてしまう・・
みたいな

この予想はないだろうな、とは思うんですが、あの写真と犬小屋、ムービーの意味が謎めいているすぎてきになります


そして全ての謎が解けたと言いましたが、概要はこうです

アレックスは「退役軍人」ということで病院に入っており、そこで様々なひとが奇妙な殺され方をしているのを見ますが、その病院というのは精神病院で彼は軍人でもなんでもなく(しかし潜在的に立派な軍人であった父に認められたいと思ったのか、自分は軍人であったという妄想を作り出していた)弟のジョシュを夜の湖のボートに誘い、転覆させ彼を溺死させてしまう
そういえば、家に帰ったとき、一つの奥の部屋の扉がアレックスが向かったところ、閉じてしまうのですが、そのドアを調べると「湖畔の音がする・・どこか懐かしいような・・」というセリフがあります、これは鍵をかけられ奥底に閉じ込められたアレックスの記憶という意味なのでしょう
ここのドアの鍵はラストの方で見つかるのですが、そこを開けたとき・・そこでアレックスは「サイレントヒル」に父は向かった、ということを知ってしまい、それを母に問い詰め、母は教団にさらわれ、母の持つ精神世界(裏世界)に引き込まれます
よく考えてみれば、この教団が来たとき、きたあとに裏世界は発動しており、そこにはどうやら教団は干渉できないようなのですよね・・ってことは、母は自ら作り出した精神世界にアレックスを閉じ込めることで彼だけでも守りたいと思ったのでしょうか・・
アレックスは実際そこで母の精神世界の謎をとき、そこを抜け出しサイレントヒルに向かうのですが・・そこで母に出会い、母に全てを告白されるんです
「私たちはあなたも愛していた、でも冷たく接するようにと教団に言われていた・・でなければ、・・」
ここでは詳しくはいいません、しかし「愛していた、嘘ではない」とだけしか言いません
初プレイ時にはこれには、なんて都合のいいことを言うんだと思い母を助けなかったんですよね・・
そしてそのあとは教会に向かいそこで告解室でひとりの男の告白を聞きます
「私にはふたりの息子がいた、わざと辛くないように、上の息子には辛く当たった・・それがお互いのためだから・・でも、愛していたんだ、これは間違いじゃない」
この声はおそらく父、なのでしょう、分かりましたが、ここまでずっと父には迫害されてきた思い出しかないのでここでも初プレイ時には父を許しませんでした

そしてそのあとに父が十字架の下はりつけにされており・・
「お前は、精神科に入院していた。お前はあの事件の後より壊れてしまって・・」というようなことを言われ、どういうことだ、と聞く前に父は三角頭に殺されてしまいます

本当にわからないことばかり。
父も母も、自分を愛していた・・?
アレックスは階段を下りていき、深く深くに入ります
そこでは判事がおり、「シェバードの家の人のせいで狂った」的なことをいいます
この判事はどうも教団の一員のようですね・・判事の仕事場の板が付けられた奥の部屋にシェパードの家の祖先の絵だけが外されてしまわれていた、その謎が「裏切った家系」だからということなのでしょうか
いきなり判事に「いっそしね」みたいな感じで殺されかけますが、ここはボタン連打で逃げます
逃げて相手を正当防衛で殺して、そしてここからが武器がなく、本当に初期武器だけで戦って今まで揃えた銃などを取り戻していくのですが・・ここが銃に頼っていた私はきつかった・・(途中に教団戦闘員との戦闘が複数回ある)
このゲームできついのは、ここと、スカーレットの戦闘ですね・・ラスボスは某EDを見てゲットできる光線銃が最強であれを打ち込んでれば容易に倒せます

そして捕まっていたエルも助けウィーラーも助け、一番奥の部屋に来る
どうやらそこは儀式を行っていた場所らしい
儀式というのは教団が、生贄を捧げるもので、つまり自分の家の子供を手にかけ殺す、それで均衡を保つということらしい、これができなかったためにシェバードグレンはクリーチャーが徘徊する街になってしまった(らしい
これができなかった、それはシェパード一家のせい(らしい
その生贄の入る棺桶のところに刻まれた名前を読む
アレックス、という自分の名前を見つけ、アレックスの中の最後の記憶が鍵をあけ開かれる

アレックスはジョシュが父に愛され父に家の家宝(家を相続するものが持つ指輪)を渡されたシーンを見てしまってより、ジョシュに何とも言えない劣等感や嫉妬を覚えていた、もちろんジョシュのことは愛していたけれども
アレックスはジョシュが暗闇が怖いのを知っていて、わざと夜の湖畔に誘う
アレックスは怖がっている、そもそも夜の湖に来てはいけないと言われている
「怖いのか?」というアレックスに、強がるジョシュは「そんなことない」といって、僕はこんなものを父にもらったとアレックスに指輪を見せる
それは父に「誰にも、特にアレックスには見せてはいけない」と言われていたもの
おそらくこれをアレックスが見て、「見せてみろ」と手にしたことで「死ぬはずだったもの」「生き残るべきもの」の運命が狂ってしまったのではないだろうか・・
二人は指輪のやり取りをしている間に軽いもめあいを起こしてしまい、ジョシュは海に落ちてしまった
父がぐったりとしたジョシュを抱きしめている
「お前はなんてことをしたんだ!全てが台無しだ」と嘆く父
父は、母は、生贄で犠牲になる子をアレックスとして選んでいた
犠牲になる子、は自らの手で殺さねばならない
その時、余計な感情を持たせたくない
子供を、自らを悲しみに落としたくない
だから愛さない、わざと冷たく接することにした
子供の写真も残さない、後で見たとき辛くなるから
でももうひとり弟が生まれてしまった
そのことで、愛されない息子は、愛されるもうひとりの息子を見ることで違和感を感じてしまう
これが悲劇でしょう、でもどっちにしろ子供を殺すということ自体が間違っておりますが、そして殺すから愛さないというのも間違っている

かくして犠牲になるはずの子が生き延びて、生き残るための子が死んでしまった・・
父はこの事実を持ってサイレントヒル(教団のある場所?)に向かった
おそらく、何かを撤回しようとしたのか・・
父のこの行動が問題だったのか、それともアレックスがあの指輪を見てしまったのが問題だったのか・・

そのような事実を知ったところで、最後のサイレンが鳴り響き、裏世界に落とされるアレックス、それは紛れもない自分の中にある闇の精神世界だった

ここで戦闘になるのがラスボスなのですが、蜘蛛の形状をしております
家に帰ったとき、蜘蛛の標本を見て「そういえば、ジョシュは妙に蜘蛛が好きだった・・」という言葉があり、公園には「アレックスのおもちゃを踏み潰す、蜘蛛の化物」という写真が落ちてます
蜘蛛は女郎蜘蛛のようで、本体はなぜか臍帯を口にくわえた裸の妊婦です・・
このボスはたまに悲鳴を上げますが、この声はジョシュの声です
そして最後、儀式用のナイフで妊婦の腹をさくと、そこよりでてくるのがジョシュ

この演出がたまらないほど好きでした
自ら殺したあいてを、自ら分娩させる
記憶の中に閉じ込めていた弟を助ける

暗いところが怖いというのは、胎児であればくらいから、
水の中に溺れされるというのは、羊水の中、のようにも思え、息ができないからみたいにもおもえ
本当にこういうことを考えるのは無粋かもしれませんが、いろんな想像が働かされる、こういうのが本当に好き・・

そして、生み出されたジョシュに指輪をわたし、ライトを渡し、「俺はすべてを思い出した・・忘れていたんだ・・すまない、ジョシュ」といって去っていくアレックス

このあとは各EDごとのムービーが流れます
実はここでフリーズするというバグがあり(おそらくセーブデータが壊れていた?)なんかもう死ぬほどやり直したのですが・・

それは置いておいて、とても素晴らしいゲームだった
精神世界という舞台もそうだけど、そこに至る人間関係の構築もすばらしく、何度も何度もやっては読み物やアイテムに新たな発見がある
206号室に入院していた患者にロボトミーを行う、というファイルがあるが、実はこの206というのはかなりのキーナンバー
ラストにわかる、ジョシュの溺死体を抱きしめていた父になじられるとき、父の時計の針が2時6分を指している、そしてこの時アレックスの時間は止まってしまった
ここから抜け出れない、そこで最後に見た数字、が206
このあともゲーム中に、何度も2時6分というのは出てきます
母の精神世界で、ラビッツのぬいぐるみが「暗いところが嫌で明るいところに行きたい」という(あれはジョシュの化身か?)ところで合わせる時計の針も2時6分

私が気づいてないだけで多分おそらく、もっとたくさんの伏線や謎があるでしょう
それほどによく作りこまれているゲームだと思いました

あとはBGMもどれもすばらしく、あまりにもすばらしいのでCDを買ってしまったほどです

あとは個人的にアレックスの外見が非常に好みでした。すごいイケメンというか・・こう苦悩する、虐待され迫害されるのが似合うというか被虐的な感じがしていいのですよね
元からこう周囲が皆、敵で追い詰められ孤独な主人公というのが好きだったので(アルカトラズ、アルタイル、コルヴォとか・・)そこもツボってくれました。


このゲーム日本語でもやってみたいがためにPC版も買ってしまいましたよ・・日本語化はmodではなくどうやらゲーム中にあるきちんと日本語データがあるみたいですので・・

そして今はダウンプアを始めました。
また謎多きイケメン主人公ですが、なんかアレックスよりも吹っ切れてる感じですね・・刑務所スタートなのもなかなか雰囲気あっていいです



以下、OP映像。自分がとった実績一覧(前回UPしたものは省いてます)




このPV、BGM好きです・・毎回ゲーム起動時には見てしまう





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