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その時好きなものや思ったことなどをゆるく語ってます(ゲームとアニメ、ドラマ、他) ※はじめに、をご一読ください

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過去の映画化されたドラキュラ
昨日見たドラキュラZEROにはまりまくってやばいのでカテゴリも作ってしまった。
今はまっているものは、チャイコフスキーなのですが、彼ももちろんハマってるのですが、ドラキュラへのハマリもやばいですね。

何が良かった、何が自分の心を打ったのかと思えば、トランシルヴァニア地方(ルーマニア)でのドラキュラ伯爵というのは有名でありながらも「怪物」というイメージが強く、それだけで私の中の興味関心は終わっていたのですが、映画によって描かれていた、彼の英雄描写、深い愛を求める姿勢が自分の胸をうってやまないから。

ドラキュラという小説では「退治されるもの」として描いており、過去の映画でもそうであった。
しかしこのZEROでは「彼が魔物になるまでの過程、苦しみ」が描かれていて新鮮。
もちろん、彼を退治しようとする教会メンバーもでてくるのですが、ブラドが「魔物になる」といういきさつをずっと見て、一緒に苦しんできた視聴者は「退治しようとする側への敵意」を感じます。

今までも、ゲイリー主演のドラキュラとかも見たんですが、ただヴァンパイアというのは退治されるもの、悪、というものだけで、彼の悲劇性も描かれるもののそれに集中しようとは思いませんでした。

これに、小説に出てくる人物「ヘルシング」が、ヴァンパイアハンターとして魅力的で主人公格の存在感があるのが影響してそうです。
主人公、正義の味方=ヘルシング
敵、悪役=ドラキュラ
というのができてしまっている。

ドラキュラはあくまでも悪の主役、主役になってもピカレスクロマンみたいので止まっていた気がします。

このZEROでは、ヘルシングという小説版のキャラを出さなかったあたりも主人公=ドラキュラがブレないで良かった。
というか、ルーマニアの歴史にかなりじっくりと描いて、そこにヴァンパイアの素材を乗せたのがやっぱり非常にうまかった。

ルーマニアでは、このドラキュラ伯爵というのは英雄として名高いみたいですが、小説のせいでかなり悪者のイメージが強く(これもカトリックの仕業か・・)小説にて彼の名前は世に広がったとはいえ、どこか風評被害でもあったともいえなくもない。

しかし、今回の映画でかなり名誉挽回できたのでは?
本当は、こんな人だったのか・・
と見る目が変わる気がします、実際に私がそうです。


ルーマニアの歴史、ドラキュラについてもいろいろ文献を読みたくなってきました。

ドラキュラの意味は「竜の息子」という意味
ドラゴンに語感にてますね
竜=サタン、みたいなものもあるらしいので、悪魔の象徴でもあったのでしょう
彼の非常に、悪魔じみた力、影響力をもじったのかもしれません。
ブラドというのが名前で、それ以上でもそれ以下でもないらしいですが、彼は自分の署名に「ドラキュラ」というのは書いてもいたようです
「竜」という異名は誇りだったのかもしれません

後世において、それが「血を吸う怪物」の異名になってしまうというのは、なんともやっぱり皮肉です



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