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その時好きなものや思ったことなどをゆるく語ってます(ゲームとアニメ、ドラマ、他) ※はじめに、をご一読ください

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プロメテウスをみた
プロメテウス見てきました。
私はエイリアンは見ておりませんので、よく皆さんの言われる「エイリアンのリメイクじゃん?」みたいなことは全く感想になく、ただ純粋に世界観と話しにのめり込めました。

※以下、ネタばれ感想


ももともこの映画のタイトルにもなっている「プロメテウス」ですが、これはこの映画での探索機の名前でもありますが、もともとはギリシャ神話の神の名前よりとってます
プロメテウス、それは天上の火を盗んで人間に与えた、そのためにゼウスより山に鎖でつながれ、毎日、鷲に肝を食われる神。
人間への第一歩をあたえた神。

今回の探索機「プロメテウス」に乗るのも「人間への第一歩」つまり「人間の起源を知る」好奇心をもった人々がのっている・・
が、実は、乗っているのは金のために来た人物だったり、する。
そしてそのスポンサーになっている人物さえも、「自分の余命を伸ばしたい」がために、している大富豪。

この映画はいろんな考えの人物がでてきますが、私は主人公はやっぱりデイビッドだったのでは、と思います。
彼の目で見てみれば、人間同士のやりとりは酷く滑稽で、自分の起源を知りたい人間は「何故人間が作られたのか知りたい」と言っており、ではアンドロイドは何故作られたのですかと聞き、「作れたから」という返信をもらっては
「それでは、悲しいですね」
と言います。

デイビッドはその大富豪によってつくらえた、アンドロイド、人間の感情をもたない、と言いながらも
人間の見る映画を見て、人間を学び、そしてなにより好奇心が旺盛。
デイビッドが、富豪の娘とよく似た外見をして作られているのは富豪の愛だと思うのですが、
その富豪の娘は、自分より目をかけられているであろうデイヴィッドに嫉妬めらめらです

デイヴィッドは人間の行うことはいろいろできます。しかも人間以上にできます。
しかし唯一できないこと、それは生殖行為だったのではないか、と思っております・・
だからこそ、それに興味深々なアンドロイドデイビットは、
エンジニアが作った人間、人間が作ったアンドロイド、というものにあこがれ、
アンドロイドである自分は何が作れるのか、何を後世に残せるのか、「火」として、というものを常に考えてきたのでは・・と
人間への憧れはあったのでしょうか、あったからこそ「人間に近づきたいがために」、自分も「プロメテウス」として「火」となりえるものを与えたいと思って、それこそ潜在意識で思っていたのではないでしょうか。
ていうのも、デイヴィッドがあのグラスに入れたは、あそこの洞くつで採取したものっていうよりデイビットちゃんの体液とかだったりしたのでは・・と、・・それが人間と融合してしまってあんな物体が生まれたのでは、と・・
ショウが妊娠した時、非常に彼女をかいがいしくしたのは「自分も生み出せる」と言うことを知り、彼女を「自分の体液からの物質を身ごもってくれた人間」だったから、だったのでは、と
推測しております。
そのあと、ショウにだけ、やはり特別意識を持って接しているようですし・・
しかしショウの生み出したものは、人間とアンドロイドの合いの子はすごいクリ―チャ―になってしまうのですが・・そこも悲劇ですよね 

この映画はとにかく、デイヴィッドの純粋さ、純粋さ故の残酷さ(まるで子供がもっているかのような
など、彼を中心に見ると、すごく魅力的な世界観で、そして展開は切ないものです。
なんていうか、自分の中で、ぐっときました。
ファスベンダーのいつもとは違う、硬質でストイックでヴァージンのような純潔さをみられる、映画としてもすごくいい。
ただし、かなり話と展開は、分かりにくいところもありますね・・
与えられたものだけを見ず、自分でいろいろ考えて、この映画のタイトルを、考察することでこの映画はすごく意味のあるものになるでしょう。

個人的には大好きな一作でした。
開演している間にもう一度、今度は3Dで見に行きたいところです(2Dでみた





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