忍者ブログ

memo

その時好きなものや思ったことなどをゆるく語ってます(ゲームとアニメ、ドラマ、他) ※はじめに、をご一読ください

[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

リリーのすべて を見た

ちょっと前に公開されてた映画
ハリウッドものにしてはよくできてる心理描写、なるほどイギリスドイツも合作のようです

またもや海外タイトルからの改悪タイトルがついてます
リリーのすべて、ってなんやねん
リリーシュシュのすべてのパクリかよ


本題は「デニッシュガール」
「デンマークの少女」「少女、デンマークに生まれて」
なんかでもいいんやないかとおもう(タイトル)
メイキングを見る限り「デンマークの古めかしい抑圧された社会に生まれ、そこで自分の生まれ持った性に疑問を持つことも許されない環境で育ち、しかし絵画の色彩表現には恵まれた、それがデンマーク」というのをこの「デニッシュガール」だけの言葉で物語ってると思うし、メイキングを見る限りそこにポイントを置いている気もした。
というのもアイナーは生まれ故郷にて、かなり浮いている存在だった模様、もとから「自分の生まれて持った肉体の性」に違和感があったのだろう
しかし彼が昔語りにて「女の服を着た自分とキスをした男の幼馴染が自分の父にぶん殴られて家を追い出された」というエピソードを話すシーンがある
おや?と思う、
父はもしかしてアイナーのどうも女のようになりたがるところに昔から怒りを覚えていて、いつも仲がいい息子の友達の男にも「変なことになってないか」と目を光らせていたことがあった?のだろうか
またこの映画では明言されないが、どうも今で言う「性同一性障害」とこのアイナーは違うように思える、原作は読んでないのでこれは原作にはない映画オリジナルかどうかは不明だが
アイナーは「月に一度腹痛を起こす、めまいを起こす(貧血?)」ということがあり、彼はもしかして内性器は女性で子宮を持っていた可能性が高い、そして彼が不妊(疑い)なのも精巣がなくただ外性器だけ発達したXY染色体の女性だった可能性もある
つまり副腎性器症候群、女性仮性半陰陽なのだろうか、それにより自分の性認識の違和感があったのしかもしれない
そうなるなら、性同一性障害とはいいにくく、身体疾患ゆえの性の不一致となるだろう
今の医学ならそれもすぐに分かるだろうし、そうなれば精巣除去、膣を子宮とうまくくっつけることで彼はより完璧な女性になれた気がする
しかしこの映画はそういうメディカルな踏み込みは足りなく、ただ彼と彼の妻の葛藤を描いている
のでヒロイックでドラマチック、ではあるが、私は「ものたりない」とも感じた

あまり性障害の知識のないというか、一般の人がみるトランスジェンダーものとしてはいいでき
しかしどっぷりトランスジェンダーのひとがみると、物足りなさが目立つ

あと最後にスカーフトンで行って「飛ばせてあげて・・(涙)」、みたいなのは
いかにも~なハリウッド大好き展開過ぎてちょっと胸糞だった
こういうお涙頂戴、大嫌い・・

特筆すべきところは、アイナーが徐々に女性に心が近づき、それに連動するかのように徐々にしぐさや顔つきや表情が女性になっていき、彼が男性の服をきると「女が男装してる」としか見えなくなる奇妙さ、ここの演技のしばらしさとメイクの技術はよかった
しかしそれでも女性の服を着ると「男の女装」にはどうしても見えてしまう
ここがアイナーの、男にも女にもなれない自分の苦しさ、を物語っているようだった
彼の故郷をテーマにした絵画で4本の木が水面に映っているがその姿は本来の姿とは違う
という絵はこの映画のテーマである「ほんとうに願う姿は違う」に通じるところがあり、印象的

また彼の幼馴染であるハンスはなかなかいいキャラだが、どうも妻が困ったときのお助けキャラとして都合よく描かれてて(前触れもなくホテルにやってきて、妻をそっとサポートとか)
そんなはずねえだろww
と、
このハンスがもっと自分の意見を言うキャラ、もっと自分の日頃の生活のを見せる泥臭い人間味のキャラだったらこの映画はもっとどろどろして面白かったと思うのだが・・
まあ綺麗にまとめるためにいい落としどころになっただけという感じか
しかしハンスがアイナーとの過去のキスを「あのときの彼は可愛くてね」というシーンはなんとも美しい思い出として残ってるんだなあ・・と思うと、二人は幼心にも愛し合ってたんだな、と思える
ハンスを向かいいれるときのリリーも「今結婚してないの?」と聞くのは、どうもリリーという一人の女として魅力的に成長した過去の好きだった人を懐かしんでいるようにも見えるし

だめなところもあったけど、いいところが多い
一場面一場面がいろんな思いとともに思い出される、何度も見たくなる映画


以下は、アマ米

少し手直ししてます


個人的に海外タイトルへんに変えてしまう邦題が好きではないです。
この作品も、海外タイトルは
本題は「デニッシュガール」
でしたら邦題は、「デンマークの少女」「少女、デンマークに生まれて」
とかでもいいと思う
というのも、「デンマークの古めかしい抑圧された社会に生まれ、そこで自分の生まれ持った性に疑問を持つことも許されない環境で育ち、しかし絵画の色彩表現には恵まれた、それがデンマーク」というのをこの「デニッシュガール」だけの言葉で物語ってると思うし、メイキングを見る限りそこにポイントを置いている気もした。

主人公のアイナーは生まれ故郷にて、かなり浮いている存在だった、もとから「自分の生まれて持った肉体の性」に違和感があったのだろう
しかしそこらへんは深くは語られずに想像するだけにとどまる
彼が昔語りにて「女の服を着た自分とキスをした男の幼馴染が自分の父にぶん殴られて家を追い出された」というエピソードを話すシーンがある
これより、父はもしかしてアイナーのどうも女のようになりたがるところに憤りを覚えていて、いつも仲がいい息子の友達の男にも「ふたりは変なことになってないか」と目を光らせていたことがあったのだろうか
といったような

またこの映画では明言されないが、どうも今で言う「性同一性障害」とこのアイナーは違うように思える
アイナーは「月に一度腹痛を起こす、めまいを起こす(貧血?)」ということがあり、彼はもしかして内性器は女性で子宮を持っていた可能性が高い、そして彼が不妊(疑い)なのも精巣がなくただ外性器だけ発達したXY染色体の女性だった可能性もある
つまり副腎性器症候群、女性仮性半陰陽なのではないだろうか、それにより自分の性認識の違和感があったのではないだろうか
そうなるなら、性同一性障害とはいいにくく、身体疾患ゆえの性の不一致となるだろう
今の医学ならそれもすぐに分かるだろうし、そうなれば精巣除去、膣を子宮とうまくくっつけることで彼はより完璧な女性になれた気がする
しかしこの映画ではそのあたりも描かれることはなくあいまい

彼の故郷での過去、彼は肉体は本当はなんだったのか?

曖昧さはこの映画のいいところで、見るものを不安にさせ、そしてあいまいさというのは人を惹きつける魔的な魅力があるのも事実

この曖昧さの際立っているものにアイナー(男)~リリー(女)への変化がある
徐々に女性に心が近づき、それに連動するかのように徐々にしぐさや顔つきや表情が女性になっていき、男性の服をきると「女が男装してる」としか見えなくなる奇妙さ、ここの演技のしばらしさとメイクの技術はよかった
しかしそれでも女性の服を着ると「完全な女にはみえず、どこか男の女装風」にはなってしまう残酷さ
どっちにもなれないことは苦悩であろう
アイナーの故郷をテーマにした絵画で4本の木が水面に映っているがその姿は本来の姿とは違う
ものがある
という絵はこの映画のテーマである「ほんとうに願う姿は違う、しかしそれは水面の姿でしかなく触れることも実在化することもない」に通じるところがあり、印象的、神話でいうナルキッソスのような「焦がれて触れようとして自滅してしまう」のイメージだ

また彼の幼馴染であるハンスはなかなかいいキャラだった
どうもこの映画の中ではただのサポートキャラになってしまい、彼の生き様や独自の考え方や思いが見えないところが残念
このハンスがもっと自分の意見を言うキャラ、もっと自分の日頃の生活のを見せる泥臭い人間味のキャラだったらこの映画はもっとどろどろして面白かったとも思うのだが・・
だが、この夫婦にスポットを当てて奇妙にこじれた三角関係にまでは発展させなかったのもいい選択ではあろう、映画としてはまとまっている

しかしハンスがアイナーとの過去のキスを「あのときの彼は可愛くてね」というシーンはなんとも美しい思い出として残ってるんだなあ・・と思うと、二人は幼心にも愛し合ってたんだな、と思える
ハンスを向かいいれるときのリリーも「今結婚してないの?」と聞くのは、どうもリリーという一人の女として魅力的に成長した過去の好きだった人を懐かしんでいるようにも見えるし

見終わった後にこうやっていろいろ考えることができるのは、いい映画だとおもう
だめなところもあったけど(ラストのストールのシーンはあまりにも蛇足)、いいところが多い
一場面一場面がいろんな思いとともに思い出される、何度も見たくなる映画





以下、フェイスブック米


海外映画を日本に持ち込むときにタイトルを改悪するのほんとうにやめてほしい委員会会長をしてます私です
 
この映画は海外タイトル「デニッシュガール」邦題「リリーのすべて」です
 
いみわかんない
 
映画はなかなかよくできているトランスジェンダーものです
妻の愛した夫は実は心は女性で・・っていう
すばらしいのはこの妻が最後には性転換手術をするために夫を励ますところまで描かれているところです
 
妻(の愛情)すごすぎる・・
 
妻は夫を「男」としてというより(途中で、物足りなそうにもしてましたが・・)人間として愛していたのでしょう
 
夫の幼馴染のイケメンがでてきて、おやおや三角関係か?wwと思ったがそんなことなく普通に友情を芽生えさせててちょっとがっかり・・昔フランス映画ばっかみてたので「人間3人でてくれば、三角関係になって最後は3Pするもの」みたいなことばっかり考えてる、ていうかフランス映画は3Pしすぎじゃないのか
 
主演のエディはスーツ着てると女性的なんだけどドレス着てるとどうもごつい女なんだよなあ・・
 
この映画のために相当やせたのかな?とも思うんだけど180男が女装はやっぱり無理すぎる気がした
 
でも演技はよかったので彼でよかったと思う・・でももっと綺麗で華奢な俳優もいるよなあ・・とか
 
いやいや
 
性同一性障害とかで宣伝されてるっぽいですが、たぶん女性仮性半陰陽が正解だとおもいますよ


拍手[0回]

PR

コメント