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その時好きなものや思ったことなどをゆるく語ってます(ゲームとアニメ、ドラマ、他) ※はじめに、をご一読ください

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シャーロックという男
BBC版の彼の話です。
独断と偏見ばかりなので、そう言ったものに興味のない人はスルーで




人は何かをするときに、必ず人目を気にする。
人に良く見られたい、嫌われたくない、これは常識に反してないだろうか?などといった、ことだ。これは年齢を重ねるごとに、社会で生きていくために構築されていくもので、これができるのが
100前後のIQと障害と言われないパーソナリティを持った人間である。
これがないと社会に生きていけない。これがあるから社会で生きていける。
これはいわゆる社会性だろう。

しかしこれは、人間の中に秘めた可能性にブレーキを掛ける行動でもある。
たとえば、これをしたい、と思えども、周囲の目がありそこで「してはいけない」と思えばしなくなってしまう。
社会性を持った大人が、まだ社会性のない子供の「発想力」には勝てない部分はこういったところにありそう。

でも社会性は生きていくうちで重要。

でも、世界を変える発見をしていく天才、にはこの社会性のない人間が多いと思われる。
エジソンにしろ、モーツアルトにしろ、彼らは社会性が欠けていた【エジソンは学校に行けなかった
でも、だからこそ、彼らのブレーキを掛けるという行動はなく、思ったことがすっと出てくる。
可能性の発生源である。

これは芸術家でもそう
観客を気にする、見るものの評価を気にする、これは当たり前のことかもしれないが
天才と呼ばれるような表現家は、他人の目など気にしない。自分の作りたい世界を作り出している




私は、シャーロックはこれだと思う。まあ気づいている人も多いと思いますが。
つまり、社会性はない、でも発想力、人並みではない天才なのである。

最近、Drハウスを見て、このドラマはシャーロックをモチーフにしたドラマでもあり、このハウスも実にこれだ。
社会性がない、でも天才。
彼を「寂しい?」って思う人も出てくるが、彼は言う「寂しくない」と。
それは事実だと思う、でも大抵の人は「一人でいるのはさびしいはずなのになんで?」って思うことがある。
これは大きな間違いで、彼らは逆に「一人でいること」が楽なので、友達など逆にほしくない、のである。

シャーロックもそう。

でも、彼は作中でジョンに出会う。
ジョンはシャーロックのかなり傍に行き、かなり近い存在になり、それでシャーロックは人間味を帯びるという展開がある。
私はこれを、嬉しいというより、どこか、すごく悲しいことに思えてしまってならない。

シャーロックは天才。
そして社会性がない。

シャーロックやハウスみたいな、そうエジソンなどは、変態でも気狂いでもない、ただほかの人間より進化した人間亜種だと思ってる。 
だから普通の人間が「遅く、とろく、愚鈍」に感じる

そして彼らは自分だけで完結した一個体だから、人間が普通やるような性行為や恋愛は必要ないと考えてる
(ハウスは非常に女好きみたいな表現をされるが、あれはただ「人間の男はこうしている」ということへの「普通の男」「普通の女」に対する嫌味にも捉えられる

シャーロックが、ジョンによって人間味を帯びたことは、いいことだったとは思えない部分もあると書いたが、
それは、無駄な感情を理解してしまったために、彼の穢れなかった純白は穢れてしまったと私は考えているから

友情や愛情は、人間亜種にとっては足かせで穢れだ
極論だけど、私はそう思う。 

天才はひきこもって自分の道だけを進むんでいい、誰にも理解されないでいい

私はシャーロックを愛するあまり、たまにシャーロックに友情を教えてしまったジョンが憎く思える

ジョンがいなければ、シャーロックは亜種のままでいられた

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